今年撮影してきた写真を整理したのでアップしてみました。
北関東の商都として栄えた栃木市は、「小江戸」とも呼ばれる情緒豊かな蔵の街です。

🏡 蔵の街並みについて
江戸時代、栃木市は日光例幣使街道の宿場町として栄え、同時に物資の集散地としても重要な役割を果たしました。特に、街の中心を流れる**巴波川(うずまがわ)を利用した舟運(しゅううん)**が発達し、江戸との交易が盛んになったことで、多くの豪商や問屋が集まりました。
- 見世蔵と土蔵群: 今も残る重厚な黒塗りの見世蔵や白壁の土蔵は、当時の繁栄の証です。火災から財産を守るための蔵造りの建物が、今も美しい街並みを形成しています。
- 歴史的景観: 特に、巴波川沿いに続く黒塀と蔵のコントラストは、栃木市の代表的な景観として知られています。

🎬 巴波川沿いの黒塀はあの名シーンの舞台
特に有名なのが、巴波川沿いに続く重厚な黒塀のエリアです。
🌟 ロケ地エピソード:
蔵の街遊覧船の発着場付近、あの趣ある巴波川の黒塀前は、ドラマ**『JIN-仁-』の最終回で、坂本龍馬(内野聖陽さん)が野風**(中谷美紀さん)に重要な申し入れをするなど、クライマックスを飾る場面にも使われました。
川沿いの道(綱手道)は、江戸時代の日本橋・蛎殻町などの江戸の街並みとして、主人公の南方仁(大沢たかおさん)が歩くシーンや、火災から逃れた人々が押し寄せていた河原のシーンにも登場していますね。

🛶 巴波川(うずまがわ)について
栃木市のシンボル的な川である巴波川は、街の発展に欠かせない重要な水路でした。
- 舟運の要: 江戸時代、巴波川は利根川を経由して江戸と繋がっており、木材や日光への御用荷物などを運ぶ舟が行き交いました。川沿いに「入舟町」などの地名が残るのも、舟運で栄えた名残です。
- 水辺の風情: かつて賑わった舟運は衰退しましたが、現在は美しい水辺の景観が保たれ、蔵の街遊覧船が運航されています。船頭さんの粋な歌(栃木河岸船頭唄)や案内を聞きながら、川面から眺める蔵の街並みは格別です。

🎵 粋な船頭さんの解説と「栃木河岸船頭唄」
船頭さんは、巴波川の歴史や、沿岸の蔵にまつわるエピソードを、時にユーモアを交えて解説してくれます。そして、遊覧の終盤で聴かせていただいたのが、伝統の**「栃木河岸船頭唄」**でした。力強く、そして粋な歌声が川面に響き渡り、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に浸ることができました。





パソコン研究会の撮影会でも、こちらに行きましたね。